|
Avignon Report ナチェラ・ベラーザ / Le Cri
先日のブログでも発表したように、以下のような内容の記事を、別サイトで書きはじめました。お時間のあるかたは是非、覗いて見てください。
アヴィニヨンの街が気怠さに呑まれる午後三時。さらさらとプラタナスの葉を揺らすローヌ川からの涼風がぱたりとやむ。その風の音にかわり耳に届くのは、日本のそれよりもオクターヴ高いどこか乾いた蝉しぐれ。背後からは白色光線を放つ南仏の巨大な太陽が重石のようにのしかかってくるーー。
「いま外を歩くなんて殺人行為だね」。そうアヴィニヨンの地元人たちが観光客をカラカラと嘲笑する太陽との闘いのような時刻。人も犬も猫も多くは午睡にまどろみ街中はどこか閑散とする。そんなさなか、蟻の巣のように入りくんだ路地を抜けた先にある小さな教会前には、時刻にそぐわぬ黒山の人だかりができていた。チャペル・デ・ペニタン・ブラン。入口を見上げれば跪き祈る二人のペニタンブランたち。かつてフィレンツェからやってきたと言われる「白い衣服の教団者たち」の姿が描かれている。だが太陽を罵倒するような大声で「イル・フェ・ショー、イル・フェ・ショー(暑い、暑い)」と叫びながら居並ぶ無数の人たちは別に、ここに懺悔を告解しにきているわけではない。そもそもこの教会は、この街の至るところにある他の多くの教会と同様、その本来の機能を数十年前になくしている。そうではなくこの汗みどろな人々は今日ここに、ある年若いムスリム女性によるダンス公演を観にきたのだ。
つづきはこちらから >> http://kyokoiwaki.com/ARTicle/archives/195
(July 29, 2009)
|